あらすじ
保釈中のカリスマ窃盗犯ダニー・オーシャンは刑務所暮らしの4年間にとてつもない犯罪計画を練り上げていた。それは、ラスベガスの3大カジノの現金がすべて集まる巨大金庫から、厳重な警戒とセキュリティシステムを破って現金を盗み出すというもの。その額なんと1億6000万ドル! オーシャンは旧友のラスティに話を持ちかけ、この計画の遂行に不可欠な各分野のスペシャリストのスカウトを始める。やがて、11人の選りすぐりの犯罪ドリーム・チームが誕生した。こうして11人のプロによる、ミスの許されない秒刻みの史上最大の強奪作戦が始まった……。
ネタばれ
窃盗の容疑で捕まっていたダニー・オーシャンは仮釈放される。彼は既にラスベガスのカジノの巨大金庫から1億6000万ドルを強奪する計画を立てており、仲間を集め始める。
ダニーの右腕ラスティ、パトロンの資産家ルーベン、カジノのディーラーのフランク、運転手のモロイ兄弟の弟ターク、ラジコン操作が得意なモロイ兄弟の兄バージル、爆弾の専門家バシャー、ハッカーのリヴィングストン、柔軟な身体を持つ中国雑技団のイエン、高齢の天才詐欺師ソール、伝説の泥棒の息子ライナス。この11人でチームを組み、作戦に向けた準備を開始する。
まず手分けしてカジノの偵察を行う。また監視カメラを乗っ取るために、カジノの機械室で作業する必要がでてくる。ラスティが知り合いに頼み、エンジニアからカードキーを盗ませ、モロイ兄弟が変装してちょっとした騒ぎを起こしている間に、リヴィングストンがカードキーを使い潜入。無事作業を終え、監視カメラを乗っ取ることに成功する。
アジトには練習用に金庫と同じ部屋を作り、輸送用の車を購入。またライナスは、すべての部屋のパスワードを知るオーナーのベネディクトをマークする。機械のように毎日正確に行動し、従業員の名前も全て把握するベネディクト。そして恋人に美術館の館長がいることが分かる。彼女を見て驚くラスティ。彼女はダニーの元妻テスであった。ダニーはベネディクトからテスを取り戻すことがもう一つの目的であった。ラスティは計画の失敗を危惧するも、作戦は続行となる。
ソールは大富豪に変装し、ベネディクトに接触。作戦決行日に荷物を巨大金庫に預けてもらう約束を取り付ける。ダニーはテスに会いに行き、寄りを戻そうと話すもテスにあしらわれる。そこへベネディクトも現れ、ダニーは退散する。
停電を起こす予定のバシャーから悪い知らせが。先に起きた建物取り壊しの爆破で先に停電を起こされ、職員が復旧作業中で停電を起こせなくなってしまっていた。停電を起こせる特別な装置を盗み出すため、急遽科学研究所に侵入することに。装置は盗み出せたものの、ライナスの勝手な行動でイエンが右手を負傷し包帯を巻く羽目になる。またダニーはベネディクトに接触したせいで顔がばれ、カジノ内で自由に動けなくなってしまう。ラスティは皆を危険にさらすわけにはいかないと、ダニーをチームから外してしまう。
決行当日、ソールは巨大金庫に荷物を入れてもらえることになり、警備室に案内され、そこからモニターでその様子を見ることに。ライナスは賭博調査委員会の役人の振りをしてベネディクトに近づく。従業員のフランクに前科があると話を持ち掛け、ベネディクトはライナスとフランクを奥の部屋に通す。その際ライナスは、ベネディクトの懐にあるパスワードが書かれた紙を盗むことに成功。話が終わり皆出ていくが、ライナスは忘れ物がある振りをして、入手したパスワードを用いて奥へ侵入する。またモロイ兄弟もイエンが隠れているカートを巨大金庫に運び込ませることに成功する。ダニーはカジノ内に入りテスに別れを告げる。その後すぐ捕まり、監視カメラのない拷問部屋に屈強な男と一緒に閉じ込められる。そのままリンチが始まるかと思いきや、男はすぐに友好的になる。彼はダニーの友人ブルーザーで、ダニーは彼の力を借り天井裏に侵入。ブルーザーは一人でダニーを殴る演技をし、外の見張りをごまかすのであった。
その後ソールは荷物が巨大金庫に運び込まれたことを見届けると、そのまま体調が悪いふりをして倒れる。警備員が気を取られている間に、リヴィングストンがモニターの映像を切り替える。そのまま医者役のラスティたちがソールを連れていく。ダニーはライナスと合流。ライナスにチームを抜けたのは芝居だったと話す。そして二人は、バシャーが装置を使って停電を起こしたタイミングでセンサーを突破し、巨大金庫の前までたどり着く。中にいるイエンは持ち前の身体能力で、センサーに触れずに扉にたどり着き爆弾をセット。イエンの包帯が扉に引っかかったり、爆弾のスイッチが電池切れだったりアクシデントはあったものの、なんとか扉を開ける。
その頃ベネディクトと一緒にいるテスのコートから携帯の音が鳴る。それはテスの物ではなく、先程ダニーが忍ばせたものだった。電話の主のラスティはベネディクトを呼び出し、巨大金庫の金を狙っていると話す。モニターの映像を見ると、金庫では覆面の男たちが金を詰めており、ベネディクトは事態を把握する。ラスティの要求は、金庫の半分の金をカジノの従業員に運ばせ入り口に停まっているバンに乗せろ、さもないと運んだ金と残りの金を全て爆破するというもの。ベネディクトは要求を飲み警察に連絡する。金を積んだバンが出発した頃、SWATがカジノに到着。金庫に突入するも爆発が起き、覆面の男たちはいなくなっていた。バンを追いかけていた部隊が車を覗くと、運転席には誰もおらず代わりにロボットが。バンはバージルの遠隔操作で動いていた。結局バンには金が入っておらず、ベネディクトはSWATを帰し、金庫で金の行方を考える。
ベネディクトが床の文字を見てあることに気が付き、警備室の支配人に連絡を取る。モニターの犯行映像を巻き戻してみると、数日前に入れたその文字がない。つまりモニターに映っていた犯行映像は、似た場所で事前に撮影されたものだったのだ。そしてSWATはラスティたちの変装。何も盗まれていない金庫に突入し金を回収。中の仲間たちもSWATの恰好で脱出したのであった。
ベネディクトはすぐさま拷問部屋へ。そこにはブルーザーにちゃんと殴られているダニーの姿が。ベネディクトはダニーを問い詰めるも、ダニーは白を切る。そしてテスより金を優先する発言をしてしまい、テスは監視カメラの映像を通してそれを聞いてしまう。ベネディクトの裏の顔を知らなかったテスは、ベネディクトと別れダニーのもとへ戻ることを決意。保護観察区域を出たことをベネディクトに通報され再び逮捕されるダニー。パトカーに乗り込もうとするダニーにテスは駆け寄るのでした。そしてほかのメンバーは成功の余韻に浸り、ラスベガスの夜に消えていきます。
数か月後。出所したダニーのもとへラスティが迎えに来ます。ラスティの後部座席にはテスが。3人が出発すると、ベネディクトの部下が車で尾行してくるのでした。
感想
非常におしゃれでかっこいい映画です!ラスベガスのカジノが舞台ということもあって、映像からきらびやかさが伝わってきます。
それになんといっても役者がかっこいい!ジョージ・クルーニーやブラッド・ピットはどうしてあんなにかっこいいんでしょうか(笑)。逆にマット・デイモンは若くて初々しい役柄で、それも今となっては新鮮で良かったです。
特にみんなが横に並んで成功の余韻に浸るシーンは良いですね。下手に盛り上がり過ぎず、最後までお洒落でした。
それに11人全員の活躍シーンを作るのは大変だったと思います。こんな複雑なシナリオの中でそれぞれのキャラが立っているのは凄い!ただモロイ兄弟は地味な変装ばかりで少し可哀そうかなと思いました。ラジコンの設定は活きましたが、ドライバーの設定は忘れ去られてましたね(笑)。
しかしなんだかんだ言ってシリーズ化するだけのことはあるなといった感じです。気軽に見れる映画なので是非ご覧になってください!
続編
2 Replies to “オーシャンズ11 ネタばれ”