酔拳2 ネタばれ

あらすじ

列強進出が著しい清朝末期の広東。酔八仙(酔拳)を会得したものの、酒の勢いで暴走してしまうフェイフォン(ジャッキー・チェン)は、父ケイイン(ティ・ロン)から酔拳の使用を禁じられていた。
一方、イギリスが領事館を通じて中国の国宝を国外へ密輸していた事実を察知した武術家マンケイ(ラウ・カーリョン)は阻止に動く。
ひょんなことからマンケイと知り合い事情を知ったフェイフォンだったが、やがて英国の魔手が彼とその仲間に及ぼうとしていた。

 

ネタばれ

清朝末期の広東、フェイフォンは父ケイインと家臣の3人で列車に乗っていた。フェイフォンは税関逃れのため人参を英国領事の荷物に忍ばせる。列車の停車中、フェイフォンは人参を取りに行くと、泥棒を発見し追いかける。槍を使ってくる相手に対し、剣術で対抗するフェイフォン。その後お互い素手で戦い、フェイフォンは酔拳を披露する。2人は和解するも列車の時間となりそこで別れる。

列車内では中国の国宝が盗まれたと騒ぎに。フェイフォンは自分たちの荷物が人参ではなく国宝になっており驚く。泥棒が荷物を盗んだ際に間違えて入れ替わってしまっていたのだ。手荷物検査でばれそうになった時、将軍の息子と名乗る青年によって助けられる。家に帰ったフェイフォンはケイインに人参がなくなったことを母親のリンとその場しのぎでごまかす。

とある製鉄所では突然英国領事側の中国人ヘンリーが訪れ、労働者にサービス残業を命じる。反発する労働者たちであったが、ヘンリーが武力で鎮圧する。

 

町では魚売りのツァンが女性と話している。酔拳が好きという女性に対して、自分の体得しているツァイ拳のほうが強いと主張。そこへ買い物に来たフェイフォンと酔拳とツァイ拳のどちらが強いか勝負をすることに。フェイフォンのほうがやや優勢だったものの、勝負は中断し引き分けとなる。

その後フェイフォンはなくした人参を買うための金の工面で、リンとネックレスを売りに行く。しかしフェイフォンは列車の件で英国領事から目を付けられ、ネックレスを盗まれてしまう。ネックレスは取り返したものの、ヘンリーたちに因縁をつけられ、そのまま戦うことに。フェイフォンは優勢に戦っていたものの、ガヤの酔拳が見たいという声が。酔拳はケイインに禁止されているにも関わらず、リンは酔拳を使う許可を勝手に出してしまう。フェイフォンは酔拳を使うもガヤはあまり盛り上がらない。そこでリンは本気を出させるため大量にワインを持って来て、フェイフォンに禁酒令も破らせる。ワインを飲んだフェイフォンはパワーアップし、変則的な動きでヘンリーたちを倒す。しかし騒ぎを聞き付けたケイインに取り押さえられる。口が達者なリンのおかげで一旦はケイインは怒りを鎮めるも、人参の代わりに植物の根を客に渡していたことがばれ、結局フェイフォンは勘当されてしまう。

フェイフォンは飲み屋でやけ酒を飲んでいると、ヘンリーたちが、同じく英国領事側の中国人ジョンを連れ仕返しにやってくる。ジョンがフェイフォンに戦いを挑むも、フェイフォンは酩酊状態で戦うことができない。助けようとしたツァンも返り討ちに合い、フェイフォンはふんどし一枚の状態でさらし者にされてしまう。

翌日、フェイフォンはケイインに引き取られる。ケイインは酔拳を禁止する理由を、危険が伴うからだとまわりに説明。それを立ち聞きしていたフェイフォンは、禁酒することを心からケイインに誓う。

ある日、フェイフォンのもとへかつての泥棒が訪ねてくる。彼は軍人武道家のフク・マンケイと名乗り、取り違えた国宝を取りに来ていた。実は彼は、イギリスが領事館を通じて国宝を密輸することを阻止するために、列車で国宝を盗もうとしていたのであった。フェイフォンとフクは食事に出かけるも、店で大量の英国領事の一味に襲撃される。店を脱出するもフクは銃撃され、国宝を奪われたのち亡くなる。

フェイフォンとツァンは領事館に侵入するも捕えられ、ボコボコにされる。英国領事はフェイフォンの釈放と引き換えにケイインの土地を要求。ケイインは仕方なくこの要求を飲み、フェイフォンたちを助ける。フェイフォンはこの件から手を引くことを決意する。

英国領事は急に製鉄所の従業員を全員解雇する。英国領事は製鉄所を密輸に利用しようとしていた。怒り狂う従業員たちは製鉄所に乗り込むことに。フェイフォンも説得され、共に立ち向かう。入り口を突破するとチェーンを振り回す男が立ちはだかるが、フェイフォンに倒される。次に複数の敵が現れ戦うも、火のついた敵の一人をフェイフォンが助ける様を見て、皆戦意喪失する。残ったヘンリーを倒すと、ジョンとの一騎打ちに。ジョンは足技を使い、フェイフォンを翻弄する。何とか食らいつくも、まだ動けたヘンリーに邪魔され、フェイフォンは大やけどを負う。追い詰められたフェイフォンは工業用アルコールを飲み、酔拳を使う。するとあっという間にヘンリーを倒し、ジョンとの戦いも有利に進める。最後はジョンを倒すもフェイフォンは工業用アルコールを飲んだ影響で障害が残ってしまう。

 

感想

ジャッキー映画を代表する一作。フクマンケイと戦う所や予測できない酔拳の動き、100人相手にするシーンなどアクションの見どころ満載です!

しかしあえて1つ選ぶならば、ラスボスのジョンの足技ですね!子供の頃初めて彼のI字バランスを見たときは、人間ってこんなことできるのかと感動しました(笑)。この役者さんロー・ワイコンという方で、ジャッキー映画ではもちろん、最近の映画でもお見掛けします。

ストーリーは全体的に暗く、ラストの障害が残るシーンは衝撃的です。これには飲酒を良しとしない宗教への配慮のためらしいですが、日本版ではカットされています。しかし母親の明るいキャラクターのおかげで、暗さを中和している印象を受けました。

本当にアクションシーンが凄いので是非一度みてください!

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