レザボア・ドッグス ネタばれ

ストーリー

犯罪のプロ、ジョー・カボットは大掛かりな宝石強盗を計画し、仲間を集める。しかし、襲撃現場には警官が待ち伏せていて失敗に終わった。重傷を負いながら集合場所に集まってきた男たちは、仲間内に裏切り者がいると疑心暗鬼になり、探りあいが始まる。

ネタばれ

とあるレストラン、黒服の男たち8人が朝食を取っている。ボスのジョーと息子のエディは私服だが、それ以外の6人はコードネームで呼び合い、ホワイト、ブロンド、オレンジ、ピンク、ブラウン、ブルーという名前であった。一同は食事を終え、店を出る。

 

その後、ホワイトの運転する車の後部座席では、オレンジが血を流して苦しんでいた。ホワイトはオレンジを励ましながら、アジトの倉庫に到着する。腹を撃たれて重体のオレンジは、自分を病院に運んでもらうよう頼むが、ホワイトはジョーの紹介してくれる医者を待つことにする。そこにピンクが現れ、今回の強盗計画は警察の到着が早すぎる、裏切り者がいると主張する。ピンクはブラウンが死んだことをホワイトから聞く。またピンクはダイヤの強奪には成功し、別の安全な場所に隠していた。

 

ホワイトは旧知の仲のジョーから呼び出されていた。ジョーはホワイトにダイヤ強盗の作戦を一番に持ち掛け、ホワイトは承諾するのであった。

 

オレンジはついに意識を失う。倉庫で落ち合うはずが他に誰もやってこないため、ピンクは逃げようと提案する。しかしオレンジを見捨てられないホワイトはそれを拒否する。しかしホワイトは自分の本名などをオレンジに話したため病院には連れて行けず、頼みのジョーも現れない。ホワイトとピンクは喧嘩になる。

そこにブロンドが倉庫にやってくる。ホワイトはブロンドが強盗の際、無差別に人質を撃っていたことを責めるが、ブロンドは意に介さない。しかしピンクはブロンドを信用しており、裏切り者は違う人物だと主張する。またブロンドは警官を1人拉致してきた。

 

ブロンドことヴィックは4年の服役を経て、ジョーに会いに行く。そこにエディも現れ、ヴィックとエディは取っ組み合いの喧嘩をする。しかしジョーやエディはヴィックを信用しており、ヴィックのために手厚い待遇をするのであった。

 

倉庫ではホワイトとピンクは拉致された警官を痛めつけ、裏切り者の名前を聞き出そうとしていた。そこへエディがやってくる。エディは外の車を処分し、ピンクの隠しているダイヤを取りに行くため、ホワイトとピンクを連れていく。残ったブロンドは警官を拷問し始め、最後にガソリンを付けて燃やそうとする。しかし火をつけようとした瞬間、撃たれて死亡する。目を覚ましたオレンジがブロンドを撃ったのであった。オレンジが実は裏切り者の警察官であり、助けられた警官もオレンジの正体を知っていた。オレンジは、ジョーが来れば倉庫の周りで待機している仲間が助けに来る、それまで耐えろと警官を励ます。

 

オレンジは潜入捜査官として、ジョーのグループに入ったことを仲間の警察官に報告していた。オレンジは努力の甲斐あって、ジョーたちが疑わないほどの嘘の体験談を語れるようになり、ジョーたちの信頼を得ていった。

強盗後、オレンジとホワイトはブラウンの運転する車で逃げていたが、頭を打たれていたブラウンは停車中も車に衝突する。ホワイトが追手の警官たちを射殺する様子を、眺めることしかできないオレンジ。ブラウンはそのまま亡くなり、2人は女性が運転する車を奪おうとする。しかし女性がオレンジを撃ち、オレンジは思わず女性を撃ち殺してしまう。そのまま2人は車を奪い、倉庫に向かうのであった。

 

エディたちが倉庫に戻り、ブロンドの死体を発見する。オレンジはブロンドが警官や自分を殺そうとし、全員を裏切るつもりだったと主張する。しかしブロンドが裏切り者ではないと確信しているエディは、その場で警官を撃ち殺し、オレンジに疑いの目を向ける。そこにジョーが現れ、ブルーが死に、オレンジが裏切り者だと言う。ジョーはオレンジを撃とうとするが、オレンジを信頼するホワイトはジョーに銃を向ける。エディも父親を守るためにホワイトに銃を向ける。しかしジョーがオレンジに発砲したのを合図に、ホワイトとエディも発砲し全員倒れる。1人無傷のピンクはダイヤを持ってそのまま倉庫を後にする。ジョーとエディは亡くなり、辛うじて息のあったホワイトは死にそうなオレンジに寄り添う。しかしオレンジが自分が警官だと認め、ホワイトはオレンジの頭に銃を突きつける。そこに警官が突入し、倉庫には複数の発砲音が響き渡るのであった。

 

感想

タランティーノのデビュー作。無駄話、バイオレンス、監督まで出演など、この時からタランティーノ節が見られます。

会話のシーンが長い分、役者の演技が光ります。他のタランティーノ作品で見たことがある役者さんが多かったですが、特にオレンジ役のティム・ロスが個人的には好きですね。裏切り者という難しい役どころを見事に演じ切っていたと思います。

ラストシーンは銃弾の音がするだけで、どうなったのかは分かりませんが、恐らくホワイトがオレンジを撃ち、その後警官たちがホワイトを撃ったのではないかと思います。ホワイトは義理堅く良い人風に描かれていましたが、警官を躊躇いなく撃ち殺していますし、潜入捜査官のオレンジも無実の一般市民を殺してしまいます。2人が死ぬのは一見可哀そうですが、因果応報的なところはあったのかなと思います。そういう意味でピンクだけが生き残るのは意外でした。まあ周りに警官がいたので、描かれてないだけで捕まっているかもしれませんね。

緊迫感のあるシーンが多く面白かったですが、過激な暴力シーンもあるので見るときは注意してください!

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