エルム街の悪夢(2010) ネタばれ

ストーリー

エルム街に住む高校生・ナンシーたち5人は、顔が焼けただれ、鉄の爪を持った男に襲われるという悪夢に毎晩うなされていた。夢の中の出来事が現実でも起こり、生き延びるためには眠らずにいるしかないと悟った彼らは、自分たちと殺人鬼の関係を探るが…。

ネタばれ

とあるレストラン。ディーンは夢にうなされていたところを、店員のナンシーに起こされる。しかしディーンの手には夢で付けられた傷が付いていた。そこへ恋人のクリスがやってきてディーンの相談に乗る。彼は3日間寝ておらず、眠りたくないという。しかしクリスが席を離れたタイミングでディーンは寝てしまい、彼は夢の中の男によって、自分の手で首を切って死んでしまう。

ディーンの葬式では、クリスは高校生の時に出会ったはずのディーンと5歳の頃に一緒に映っている写真を見つける。クリスはジェシーにディーンの話を相談する。それを聞いていたナンシーも話を信じるが、ジェシーは信じようとしなかった。その晩、クリスはそのことを母親に尋ねるも、はぐらかされる。その後屋根裏で当時の写真を見つけるが、男が現れ目を覚ます。

次の日、クリスは授業中に悪夢を見て男に殺されそうになる。その様子を見たジェシーは彼女を心配していた。その日の晩、母親が留守のクリスの家に元恋人のジェシーがやってくる。彼も実は同じ悪夢にうなされていた。2人で眠っていると、クリスは夢の男に殺されてしまう。ジェシーはクリスの家を飛び出すが、警報装置が作動してしまう。彼はナンシーの家へ行き先程起こったことを話す。ナンシーは夢でフレディという名前を聞いており、ジェシーは夢の中の男がフレディという名前だと知る。彼はナンシーに警告し、家を出た直後警察に捕まってしまう。その後刑務所に入ったジェシーは眠ってしまい、フレディに殺される。その夜ナンシーは友人のクエンティンに電話で相談をする。

図書館で睡眠遮断を調べるクエンティンだが、彼も睡眠不足に陥っていた。そこにナンシーも現れる。クエンティンは薬を使って無理やり起きていたが、睡眠不足のせいで、起きた状態でも無意識に寝てしまうことを危惧していた。

ナンシーは帰宅し母親のグウェンに死んだ同級生たちやフレディのことを聞くが、何も知らないという。しかしグウェンは誰かに娘が感づいたと電話する。

ナンシーはその晩夢でフレディに遭遇する。ナンシーはすぐにクエンティンに連絡し、夢で見たバダム幼稚園について調べる。幼稚園は既に閉園していだが、ナンシーの家を調べると、バダム幼稚園の写真を見つける。そこにはナンシーやクエンティン、死んだ3人も共に写っていた。2人はグウェンに話を聞くと、当時その幼稚園の庭師フレディが子供たちに性的な悪戯をしていたという。ナンシーはまだ隠し事があると感じていたが、抑圧された記憶のせいだとクエンティンは考え、父親と帰ってしまう。

ナンシーは幼稚園の同級生の名前を調べるが、皆事故で死んでいた。その中の1人は動画を残しており、夢の中でフレディは幼稚園で何か見つけて欲しそうだと語っていた。またクエンティンは夢の中で、当時の幼稚園児の親たちがフレディを焼き殺す光景を見る。2人は真相を確かめるために幼稚園に向かうことにする。

クエンティンはひとまず眠気覚ましの薬を薬局に買いに行くが、ナンシーが眠ってしまい怪我を負う。しかし目覚めた彼女はフレディーのセーターの切れ端を握っていた。彼女は病院に運ばれ、付き添ったクエンティンは病院でアドレナリンを盗む。ナンシーは医者に注射を打たれ眠らされそうになるが、隙を付いてクエンティンと脱出する。

幼稚園に向かった2人はフレディの犯罪の証拠を見つける。フレディが冤罪でないと知った2人はフレディを倒すことにする。ナンシーは眠りにつきフレディに襲われるが、クエンティンがナンシーにアドレナリンを打ち、フレディを掴んだナンシーはフレディを現実に引き込む。2人は現実でフレディを倒し、幼稚園に火をつけるのであった。

ナンシーはグウェンと病院から家に帰るが、グウェンは鏡の中にいたフレディに殺され、鏡に引き込まれてしまうのであった。

 

感想

夢の中に現れる殺人鬼、フレディが登場するエルム街の悪夢シリーズ。今作はその第一作をリメイクした作品となっています。私は過去のシリーズをちゃんと見たことがない状態で、今作を見ました。(フレディVSジェイソンは見たりと、フレディについては多少知っていました)。

結論から言うと、かなり面白かったです!まず序盤にクリスが殺されてしまうところに驚きました。ヒロインだと思っていたのでてっきり最後のほうまで生き残るのかと・・・。その後彼氏のジェシーが頑張るのかと思いきや、これまたすぐ殺されてしまい、いい意味で裏切られました。ヒロインと相棒は違う人だったんですね(笑)。

主人公たちが睡眠不足なせいで、歩いていても夢を見ているという演出も良かったですね。夢と現実が自然にスライドしていて面白かったです。またフレディが実は冤罪だったかも?というストーリーも良かったです。結局はただのロリコンでしたが(笑)。最後の演出はフレディは夢の中ではなく、次は鏡の中に現れるということでしょうか?ホラー映画にありがちな解決してなかったパターンですね(笑)。

しかしネットで評判を調べてみると批判的なコメントが多い!どうやら旧シリーズのファンが、フレディの描かれ方が変わったことに対して怒り心頭のようですね。逆に旧シリーズへの興味が湧いてきたので、いずれ見てみたいと思います。

結構おススメなホラー映画ですが、旧作ファンの人は閲覧に注意してください!

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