ストーリー
ネタばれ
とある田舎町。トラックが池に積み荷の産業廃棄物が入ったドラム缶を落としてしまう。後日、池の近くに住むジョシュアが汚染されたコオロギを捕まえる。彼は大量のクモを飼っており、コオロギをクモの餌にしようとしていた。
数日後、町の少年マイクはジョシュアの元へクモを見に行く。クモは餌の影響で少し大きくなっていた。マイクが帰った後、ジョシュアは逃げ出したクモに捕まってしまう。マイクは帰りに保安官の母サムと副保安官のピートに会う。2人は池のドラム缶を回収していた。マイクはそのことをジョシュアに伝えに行こうとするが、サムに止められてしまう。家に帰ったマイクはジョシュアに電話するが、ジョシュアは既にクモに殺されていた。
その夜、ショッピングモールで町内会が行われていた。町長のウェイドは土地を売ることを提案するが、住民は反対する。そこに元住民のクリスが町へ戻ってくる。クリスは亡き父が残した炭鉱会社を復活させようとしていた。その夜、ピートの飼っている猫がクモに襲われてしまう。
翌日、マイクはジョシュアの家に行くが、中は蜘蛛の巣だらけで、彼の姿はなかった。捜索を続けるマイクは、家の裏手の炭坑で大きなクモの足を発見する。マイクはクリスやサムにこのことを伝えるが、信じてもらえなかった。その日も、炭坑内の作業員や、ウェイドの飼うダチョウがクモに襲われる。
次の日、マイクの姉アシュリーはウェイドの義理の息子ブレットに強引に迫られるが、サムから渡された護身用のスタンガンを使いウェイドを攻撃。アシュリーはそのまま車で帰ってしまう。その後、大量の巨大なクモがブレットや彼の友人たちに襲い掛かる。彼らはバイクで逃げるが、ブレット以外はみな捕まってしまう。クモはトラックにも襲い掛かり、トラックは電柱をなぎ倒し爆発する。クモは数匹死んだものの大半は引き残っており、ブレットは坑道に逃げ込む。
その頃、クリスの叔母グラディスの飼っていた犬が、家の地下でクモに襲われる。グラディスは犬を探すも、彼女もクモに捕まってしまう。家に帰ったクリスは巨大なクモの足を見つけ、マイクに助言を求めにサムの家を訪ねる。マイクはクリスに、グラディスはまだ生きているかもしれないと告げる。別の部屋ではアシュリーがクモに襲われる。悲鳴を聞いたクリスたちは、繭にされそうなアシュリーを目撃。サムがショットガンを撃ってクモを倒し、アシュリーを救出する。サムはピートに大量の銃を持ってくるように要請する。
サムたちはこのことを町民に警告しようとするが、電柱が倒れたせいで電話が通じない。そこでラジオの放送を行っているハーランのトレーラーに向かうことに。迎えに来たピートの車で一行はハーランの元を訪れる。サムは町民に状況を告げ、ショッピングモールに避難するように警告する。トレーラーも襲われ、サムたちもモールに避難する。
モールに避難した住民たちは出入口を塞ぐ。携帯は圏外であったが、警察に連絡にするために、クリスとハーランは電波の届く屋上のアンテナに向かう。マイクは護身用に香水をクリスに渡す。クリスはアンテナに上り警察に電話するも、警察はイタズラだと思い、電話を切られてしまう。そこに大量のクモが押し寄せ、ハーランは囮になり屋上から飛び降りる。クリスもダクトから脱出する。
クモがシャッターを突き破り、モール内に侵入してくる。ウェイドは一足先に倉庫を通って坑道へ逃げ出し、一行はそれを追いかける。ピートはしんがりを務め一行と別行動を取り、外へ出たところでハーランと合流する。クリスもサムたちと合流するが、ウェイドが坑道側から倉庫の扉に鍵をかけたため、一行は進めなくなる。
一方、ウェイドは坑道内でブレッドと出会う。2人で逃げようとするが、ウェイドがクモに捕まってしまう。倉庫で身動きが取れなくなったサムたちであったが、ブレッドがフォークリフトで扉を破壊し、サムたちは坑道へ逃げ込む。
坑道ではメタンガスが充満しており、銃火器が使えない。すると一行は繭にされたウェイドを救出する。クリスはグラディスを救出できると考え1人残り、サムたちは電線を辿り出口を目指す。クリスは繭にされていたグラディスを救出し、ついでに金も発見するが、ボスグモに襲われる。しかしクリスは香水を用いてクモを怯ませ、ブレッドが残したバイクに乗りグラディスとともに脱出する。先に外に出たサムたちは坑道の発電機を作動させ、クリスが仕掛けた発火装置を作動させる。坑道内は爆発し、ボスグモたちは燃え尽きるのであった。
その後、ピートとハーランが警察を連れ現れる。ハーランのラジオのファンに警察官がおり、放送を聞いて駆け付けたのであった。警察のおかげで事態は収拾する。後日、ハーランはラジオで、クリスは鉱山を復活させたことを語り、彼の行内では金歯が光るのであった。
感想
巨大なクモが襲うモンスターパニック映画。若かりしスカーレット・ヨハンソンが出演しています。
突然変異したクモが町を襲うというB級感あふれる設定(笑)。沢山の人がクモに襲われていきますが、全体的にコメディタッチで描かれており、恐怖感はあまりありません。テンポもよく、かなり見やすいと思います。
また地中に潜伏するタイプや飛び跳ねるタイプなど、様々な種類のクモが登場します。クモには詳しくありませんが、この辺りは工夫が見られた気がします。
色々突っ込みどころはありますが、細かい点は気にせずに見ることをお勧めします。むしろ何も考えずに見れる映画なので、暇なときにご視聴ください(笑)。