あらすじ
同級生の誕生日に招かれたパーティー好きの大学生仲間たち。片田舎の屋敷に到着するが本人は不在。彼の兄が出迎え、生死をかけた戦慄のゲームが始まる。
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ネタばれ
とあるパーティーに大学生のポールと彼の彼女のエレノア、友人カップルのクリスとジェマが参加していた。ポールとクリスは、薬物の売人ルークが持ってきたコカインを吸うなど羽目を外す。
しばらくすると、ルークは大人しい青年フェリックスを見つける。フェリックスはジェマに恋をしており、ルークから彼女にアプローチするようにとアドバイスする。フェリックスはジェマをデートに誘うが断られてしまう。その様子を見ていたエレノアは、会場の皆に「トゥルース(真実) or デア(挑戦)」ゲームを提案する。酒瓶を回して選ばれた人はトゥルースかデアを選択、トゥルースを選べば何か秘密を話し、デアを選べば何かに挑戦するというゲーム。フェリックスの番になり、彼はトゥルースを選択する。エレノアがこの中で誰が好きかという質問をし、フェリックスはジェマを選ぶ。するとクリスが激怒し、フェリックスを殴りつける。フェリックスはその場を去り、ジェマはクリスの行動に興ざめし、後日クリスに別れを告げる。
数か月後、ボール、エレノア、クリス、ジェマ、ルークがフェリックスの誕生日パーティーに招待される。彼の住む巨大な屋敷に着いた5人だったが、屋敷は閉まっていた。するとフェリックスの父が現れ、1キロ先の小屋に行くように言われる。5人が小屋にたどり着くと、中からフェリックスの兄ジャスティンが現れる。ジャスティンによるとフェリックスはボランティアに行っており、不在だという。彼は5人にパーティーの中止の連絡が伝わってなかったことを詫び、その代わりに酒や食べ物でもてなし、小屋で泊まっていくように勧める。5人はジャスティンの誘いを受け、皆でパーティーを始める。
しばらくすると、ジャスティンの提案で6人はトゥルースor デアをすることに。ゲームを続けると、ジャスティンは自らトゥルースを選択する。実はフェリックスは自殺したと告げ、真相を知るために5人を集めたという。フェリックスのポケットには「テメエと真実ゲームだ」と書かれた差出人不明のハガキが入っており、ジャスティンはこれがゲインだと考えていた。クリスやエレノアは帰ろうとするが、ジャスティンは豹変し帰ろうとする2人を殴り倒し、銃でポールの足を撃つ。ポールは電話で警察を呼ぼうとするが、ジャスティンに気づかれ手を撃たれる。ジャスティンはルークに命令し、ルークは他の4人を椅子に縛り携帯を取り上げる。
ジャスティンはルークを外に呼び出し、当時の状況を聞き出す。ジャスティンはルークを信用し、彼だけは縛らずにいた。2人は小屋に戻り、ジャスティンは4人に送り主が分かるまでゲームを続けると告げる。
最初に選ばれたジェマがトゥルースを選択し、クリスが怪しいという。しかしハガキの消印の日付から、クリスのアリバイが証明される。次に選ばれたクリスがデアを選択。するとジャスティンは2種類の液体が繋がれた管をジェマの口に入れ、クリスに液体を選択させる。2種類の液体は水と強力な酸であり、見た目では判別できない。しかしクリスが選んだのは水であったため、ジェマは助かる。
次にジャスティンがトゥルースを選ぶ。今回この5人を呼んだのは、彼らの顔だけが塗りつぶされていた写真を見つけたからだという。次の番のエレノアはトゥルースを選ぶが、誰かがジェマと同じゲームをやらなけらばいけないという。エレノアはクリスを選び、ポールが液体を選択をするが、酸を選んでしまいクリスは死亡する。
しばらくすると、ルークの売人仲間ジョンジーが小屋を訪れる。ルークが応対し追い返そうとするが、中の様子を知らないジョンジーはなかなか帰ろうとしない。業を煮やしたジャスティンは無理やりジョンジーを小屋に入れようとし、2人は乱闘になる。結局ジャスティンがジョンジーを組み倒し、ジャスティンはルークに銃を渡す。弾が発射される確率は2分の1で、ジャスティンはルークに、ジョンジーを撃ち空砲であれば彼を助けるという。ルークはジャスティンを撃つこともできたが、ジョンジーを撃つことに。結果、弾は発射されジョンジーは死亡する。ジャスティンはルークを仲間と認め、全てが終われば2人で逃げ、その間に父親に処理してもらおうという。今回のことはジャスティンの父も了承済みであった。
この騒動の隙に、ジェマは拘束をほどいて逃げ出し、屋敷に助けを求めに行く。屋敷に入ると、全身麻痺状態のフェリックスを発見する。そこにフェリックスの父がショットガンを持って現れる。ジェマはフェリックスを人質に取り、彼ともみ合いになった結果、銃が暴発し父親は死亡する。ジェマが逃げ出したことに気が付いたジャスティンは、ルークに見張りを任せジェマを追う。ジェマはジャスティンに捕まり、殺されてしまう。
小屋では、ルークがハガキの送り主だと発覚する。ルークはフェリックスがお金持ちだったことに嫉妬していた。ルークは生き残るために見張りを続けていたが、拘束をほどいたエレノアに隙を付かれ、頭に農工具が刺さり死亡する。エレノアはポールの拘束をほどき、一緒に逃げだそうとするが、車椅子にフェリックスを乗せたジャスティンが帰ってくる。激しい乱闘の末、ジャスティンは酸を浴び気を失う。
エレノアはジャスティンを拘束すると、ポールを先に外の車に待たせる。エレノアはジャスティンを起こすと、真相を語り始める。パーティーの日に、フェリックスはエレノアの提案で、眠ったポールのアレを舐めたところを動画に取られていた。後日、エレノアは父の会社が倒産しそうになり、フェリックスの家庭に金を援助してもらおうと、動画を盾にフェリックスを恐喝していた。フェリックスはハガキが原因ではなく、兄に動画のことがバレるのを恐れて自殺を図ったのであった。
エレノアはフェリックスに手榴弾を持たせ、ポールの待つ車へ向かう。人差し指は動くフェリックスは手榴弾のピンを抜き、ジャスティンと共に爆死する。エレノアはポールと共に屋敷を後にするのであった。
感想
イギリスが舞台のホラー映画。「トゥルース(真実) or デア(挑戦)」という実際にあるゲームを用いてデスゲームを行っていますが、このゲームがメインではなく、場外乱闘的なことは結構起こっていました。
よくあるB級映画の設定のようですが、落ちまでの伏線はしっかりしていました。エレノアの父の会社がうまくいってなかったり、厳格な兄ジャスティンがゲイを過度に嫌っていたりなど、自殺の真相は無理のない形になっていたと思います。
ただ、真相そのものは余りすっきりしないというか、見終わった後に不完全燃焼感がありました。ここは好みの問題かもしれません。
また、なぜルークだけ特別扱いされていたのでしょうか?麻薬の売人ということで、ハガキの主ではないと思われていたのかもしれません。もしくはジャスティンは1人で5人の見張りは難しいと考えた結果、最初から誰かを味方にするつもりだったのかもしれません。実際、ルークは見事にジャスティンに掌握されてしまい、忠実な部下になっています。この辺りのジャスティンの考えみたいなのがあっても良かったかなと思います。
内容自体はそこまで無理ない展開だと思うので、興味のある方は見てみてください!